乾燥硫酸鉄 × コーヒー 一般的注意
要約
コーヒーに含まれるタンニンなどの成分は鉄と結びつきやすいため、この薬と同時にとると鉄の吸収が落ち、効き目が弱くなる可能性が類推されます(類推であることを明記します。添付文書で名指しされているのは「タンニン酸を含有する食品等」であり、コーヒー自体の名指しではありません)。コーヒーとこの薬は時間をずらすと影響を小さくできます。公式の決まりはありませんが、安全のため約2時間あけるのが目安です。 時間をずらすことで対処できる飲み合わせです。
ヒトでのエビデンス
なし(併用の直接データなし。タンニン酸含有食品等の記載からの類推)
根拠
フェロ・グラデュメット錠105mg(ヴィアトリス製薬、乾燥硫酸鉄325.0mg=鉄として105mg)の添付文書、2024年7月改訂・第2版をPMDA電子添文の原文で確認した。用法は鉄として通常成人1日105~210mgを1~2回に分けて空腹時に、又は副作用が強い場合には食事直後に経口投与。§10.1(併用禁忌)の設定はなく、§10.2(併用注意)は甲状腺ホルモン製剤、セフジニル、ニューキノロン系抗菌剤、テトラサイクリン系抗生物質、制酸剤、タンニン酸を含有する食品等が名指しされている。いずれも間隔の具体的な数値は書かれておらず「できるだけ投与間隔をあける」とされている。 本剤の添付文書§10.2で「タンニン酸を含有する食品等」が名指しされ難溶性の複合体を形成して本剤の吸収が阻害されるおそれがあるとされている。コーヒー自体の名指しはないため、タンニン含有飲料からの類推として一般的注意とした。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認