レテルモビル × フェニトイン(抗てんかん薬、商品名: アレビアチン等) 注意(添付文書)
要約
フェニトイン(てんかんの薬)は、レテルモビルが分解の仕組み(CYP2C9・CYP2C19)を活発にするため、血中濃度が下がるおそれがあると添付文書に書かれています。濃度が下がると、てんかん発作を抑える効き目が弱まるおそれがあります。併用時は血中のフェニトイン濃度を頻繁に測って(モニタリングして)確認することとされています。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。 自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし(添付文書§10.2の規定に基づく。フェニトイン自体の併用試験数値は添付文書に示されていない)
根拠
プレバイミス錠240mg/顆粒分包20mg・120mg(MSD)の添付文書、2025年10月改訂・第6版をPMDA電子添文の原文で確認した。成人の用法はレテルモビルとして1日1回480mg(シクロスポリン併用時は240mg)。本剤はOATP1B1/3(肝臓へ薬を取り込む運び屋)、P-gp、UGT1A1/3の基質で、CYP3A(薬を分解する酵素の一つ)を時間依存的に止め、BCRP・OATP1B1/3を止め、CYP2C9・CYP2C19を増やす(誘導する)可能性があると§10冒頭に書かれている。 §10.2で「CYP2C9又はCYP2C19の基質(フェニトイン、ワルファリン等)」が名指しされ、血漿中濃度が低下するおそれがあり、フェニトインとの併用時は血中フェニトイン濃度を頻繁にモニタリングすることとされている。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認