パチロマーソルビテクスカルシウム × 食事 大きな影響なし(ヒトデータあり)
要約
食事のタイミングでこの薬の効き目が大きく変わることは試験で認められませんでした。高カリウム血症の患者で食後に飲んだ場合と空腹時に飲んだ場合を比べた試験では血清カリウム値が目標の範囲に入った人の割合と下がり方は同程度でした。添付文書にも、食事の前後などの指定はありません(1包をコップ半分ほどの水に混ぜて飲む薬です)。データがないことは「問題がない」こととは違います。
ヒトでのエビデンス
あり(高カリウム血症患者で食後投与と空腹時投与を比べ血清カリウム値が目標範囲内だった割合と下がり方は同程度だった。外国人データ)
根拠
ビルタサ懸濁用散分包8.4g(ゼリア新薬工業)の添付文書(2025年12月改訂の電子添文)について、インタビューフォーム第5版(2025年12月作成)に転載された§10全文を確認した。§10に食事との関係の名指しはない。§14(適用上の注意)では1包を約40〜80mLの水に懸濁(粉を水に混ぜること)して飲む方法が示されている。インタビューフォームの臨床試験一覧には、食事の影響を見る海外第IV相試験(RLY5016-401、113例)が掲載されているが、IF第5版VII.1(4)1)に結果あり。高カリウム血症患者112例(食後55例・空腹時57例)に1日1回4週間投与し3週時又は4週時に血清カリウム値が目標範囲3.8〜5.0mEq/L内だった割合は食後87.3%・空腹時82.5%で同様。4週時の変化量の最小二乗平均は食後-0.65・空腹時-0.62mEq/Lで有意差なしp=0.7893。安全性プロファイルに差はなかった。添付文書には食事のタイミングの指定はない。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
高カリウム血症患者112例。パチロマーを食後又は空腹時に1日1回4週間投与(海外第IV相試験RLY5016-401)