テナパノル塩酸塩 × ポリスチレンスルホン酸ナトリウム 一般的注意
要約
ポリスチレンスルホン酸ナトリウム(血液中のカリウムを下げる薬)とは、腸の中で結びついて互いの効き目が弱くなる可能性があります。試験管の中の実験では、テナパノルの約26〜32%がこの薬に結びつきました。米国の添付文書では、3時間以上あけて飲むこととされています。日本の添付文書に同じ記載があるかは、本調査では原文で確認できていません。時間をずらすことで対処できる飲み合わせです。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし(試験管内の結合データと米国添付文書の規定に基づく。ヒトでの併用試験データは見つからなかった)
根拠
PMDAの審査報告書(令和5年8月8日付け審査報告書の英訳版)§4.5.5に、腸内環境を模した液での試験管内実験で、テナパノルの26〜32%がポリスチレンスルホン酸ナトリウムに結合したと示されている。米国の添付文書(XPHOZAH、2025年版)§7.2には、ポリスチレンスルホン酸ナトリウムとは3時間以上あけて服用する旨が示されている。ただし、フォゼベル錠(協和キリン)の日本の添付文書の原文には本調査で到達できなかったため、日本の添付文書に同様の記載があるかは未確認である。本記録は試験管内のデータと海外の添付文書に基づく類推の一般的注意であり、日本の添付文書の名指しに基づくものではない。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
試験管内実験(腸内環境を模した液中でテナパノルの26〜32%がポリスチレンスルホン酸ナトリウムに結合)