オザニモド塩酸塩 × CYP2C8誘導薬(リファンピシン等) 注意(添付文書)
要約
リファンピシンなどのCYP2C8誘導薬(薬を壊す酵素の働きを強める薬)と一緒に使うと、オザニモドの活性代謝物の血中濃度が下がり、効き目が弱くなるおそれがあると添付文書に書かれています。これらの薬とは併用しないことが望ましいとされています。試験では、リファンピシンとの併用で活性代謝物の血中濃度の指標(AUC)が約0.40倍まで下がりました。つまり血液中に入る量が大きく減り、効き目が弱くなるおそれがあります。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(リファンピシンとの相互作用試験で活性代謝物のAUCが約0.40倍に低下。外国人データ)
根拠
ゼポジアカプセルスターターパック/ゼポジアカプセル0.92mg(ブリストル・マイヤーズ スクイブ)の添付文書、2026年4月改訂・第3版をPMDA電子添文の原文で全文確認した。§10.2に「CYP2C8誘導作用を有する薬剤(リファンピシン等)」が名指しされ、活性代謝物の血中濃度低下・効果減弱のおそれと「併用しないことが望ましい」旨が示されている。§16の相互作用試験ではリファンピシン600mg1日1回との併用で、活性代謝物CC112273のAUCが幾何平均比0.402[90%信頼区間0.3193-0.5057]、CC1084037のAUCが0.446まで低下した(外国人データ)。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
リファンピシン600mgを1日1回併用、オザニモド0.92mg単回投与(外国人データ)