このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

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補中益気湯 × 甘草を含む他の漢方薬 注意(添付文書)

要約

補中益気湯にはカンゾウ(甘草: 甘味成分グリチルリチンを含む生薬)が1日1.5g/日含まれます。甘草を含む他の漢方薬と一緒に使うと、甘草の合計量が増え、偽アルドステロン症(血圧が上がり、むくみや手のこわばり、脱力が出る状態)や、低カリウム血症(血液中のカリウムが減ること)の結果として起こるミオパチー(筋肉の障害)が出やすくなります。これは併用している期間全体の問題で、服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。市販の漢方薬や甘草を含むかぜ薬・胃腸薬も含め、使っている薬は伝えましょう。絶対にダメな組み合わせではありませんが、血圧や血液中のカリウムの確認をしながら使う組み合わせです。

漢方薬の属性(補中益気湯)

甘草(カンゾウ)
含む(1.5g/日)
構成生薬
オウギ(黄耆)4.0g、ソウジュツ(蒼朮)4.0g、ニンジン(人参)4.0g、トウキ(当帰)3.0g、サイコ(柴胡)2.0g、タイソウ(大棗)2.0g、チンピ(陳皮)2.0g、カンゾウ(甘草)1.5g、ショウマ(升麻)1.0g、ショウキョウ(生姜)0.5g(1日量7.5g中の生薬量)

ヒトでのエビデンス

ヒトでの直接の相互作用試験データはない。添付文書の注意はグリチルリチンの薬理と症例の蓄積に基づく。

根拠

ツムラ現行添付文書(2023年12月改訂・第1版、PMDA掲載PDF) 10.2併用注意: カンゾウ含有製剤(芍薬甘草湯、補中益気湯、抑肝散等)との併用で偽アルドステロン症・ミオパチーがあらわれやすくなる旨を明記。8.2にもカンゾウ含有のため血清カリウム値・血圧への留意が記載。

最終確認日
2026-11-02
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

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