ミコナゾール × 経口血糖降下剤(グリベンクラミド、グリクラジド、アセトヘキサミド等) 注意(添付文書)
要約
グリベンクラミド、グリクラジド、アセトヘキサミドなどの飲み薬の糖尿病治療薬(経口血糖降下剤)と一緒に使うと、糖尿病の薬の作用が強まって低血糖(血糖が下がりすぎること)を起こした例が報告されていると添付文書に書かれています。ミコナゾールがこれらの薬を分解する酵素を邪魔するためと考えられています。一緒に使う場合は血糖値などをよく見ながら慎重に使われます。冷や汗、動悸、手の震えなどの低血糖のサインがあれば、早めに処方医・薬剤師に伝えましょう。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし(添付文書§9.1.2・§10.2の規定と症例報告の記載に基づく。併用試験の数値ではない)
根拠
フロリードゲル経口用2%(ジーシー昭和薬品)の添付文書、2022年4月改訂・第2版をPMDA電子添文の原文で確認した。本剤はCYP3A及びCYP2C9と親和性を有するため、これらで代謝される薬剤の代謝を阻害し、血中濃度を上昇させる可能性がある(§10序文)。用法はミコナゾールとして1日200~400mgを4回(毎食後および就寝前)に分け、口腔内に塗布し嚥下する。投与期間は原則14日間。 §10.2(併用注意)に名指しされている。 §10.2で経口血糖降下剤(グリベンクラミド、グリクラジド、アセトヘキサミド等)が名指しされ、作用を増強することがあるとされている。§9.1.2でも同剤投与中の患者では血糖値等を十分観察しながら慎重に投与し、低血糖症状をきたした症例が報告されているとされている。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認