ブリーバラセタム × カルバマゼピン(抗てんかん薬、商品名: テグレトール) 注意(ヒトデータあり)
要約
同じ抗てんかん薬のカルバマゼピンと一緒だと、ブリーバラセタムの血中濃度がやや下がります(解析では濃度の指標AUCが26%低下)。一方で、ブリーバラセタムはカルバマゼピンの活性代謝物(カルバマゼピンエポキシド)の濃度を上げることがあり、ふらつきなどの副作用が出やすくなる可能性があります。用量調整は原則不要とされていますが、体の変化があれば処方医・薬剤師に伝えましょう。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(第2・3相試験の母集団解析。カルバマゼピンエポキシド濃度の上昇は健康成人での試験で確認)
根拠
ブリィビアクト(ブリーバラセタム、ユーシービージャパン)の添付文書について、メーカーの「使用上の注意の解説」(2025年4月改訂・第3版に基づく資料)で§10を確認した。本剤は主にアミダーゼによる加水分解で代謝され、一部CYP2C19で代謝される。§10.1(併用禁忌)の設定はなく、§10.2(併用注意)にはCYP2C19誘導薬(リファンピシン等)、カルバマゼピン、フェニトイン、アルコール(飲酒)に関する記載がある。リファンピシン600mg/日・5日間併用で本剤のAUCが45%下がったヒト試験、カルバマゼピン・フェニトイン・フェノバルビタール併用でAUCがそれぞれ26%・21%・19%下がった解析が海外製品情報に示されている。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認