ナルメフェン塩酸塩水和物 × アルコール(お酒全般) 注意(添付文書)
要約
これは毒性の飲み合わせではありません。ナルメフェンは「お酒をやめる薬」ではなく、飲酒の1〜2時間前に飲んで飲む量を減らすための薬で、お酒との関係そのものが治療の目的です。飲んだからといって体調が急に悪くなるタイプの相互作用(酒が悪酔いする薬のような反応)は添付文書に示されていません。ただし、量を減らす治療の効果は心理社会的治療とセットで成り立つもので、飲み方や目標は処方医と決めた計画に従ってください。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし(相互作用試験ではなく、効能・用法に基づく治療上の関係)
根拠
セリンクロ錠10mg(大塚製薬)の添付文書・患者向医薬品ガイド(2019年1月作成)で確認した。効能はアルコール依存症患者における飲酒量の低減、用法は1回10mgを飲酒の1〜2時間前に投与、1日1回まで、最大20mg。オピオイド系薬剤(鎮痛、麻酔)を使用中または使用中止後1週間以内の人は禁忌とされ、§10.1(併用禁忌)にオピオイド系薬剤が名指しされている。代謝は主にグルクロン酸抱合(UGT2B7等)で、CYPは主要経路ではない。日本の現行電子添文の版数は今回特定できなかった。
- 最終確認日
- 2026-11-02
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。