ナルメフェン塩酸塩水和物 × オピオイド系薬剤(モルヒネ、フェンタニル、オキシコドン、トラマドール、コデイン等) 禁忌
要約
モルヒネやトラマドール、コデインなどのオピオイド系の薬(痛み止め・咳止め・麻酔薬)を使っている間は、ナルメフェンを使えません(併用禁忌)。ナルメフェンがオピオイドの働く場所をふさぐため、相手の薬が効かなくなるほか、オピオイドに依存している人では離脱症状(強い不快感など)が起こるおそれがあるためです。使用中止後1週間以内の人も同様です。手術や痛み止めが必要なときは、ナルメフェンを使っていることを必ず医療者に伝えましょう。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし(添付文書§2・§10.1の併用禁忌の規定に基づく)
根拠
セリンクロ錠10mg(大塚製薬)の添付文書・患者向医薬品ガイド(2019年1月作成)で確認した。効能はアルコール依存症患者における飲酒量の低減、用法は1回10mgを飲酒の1〜2時間前に投与、1日1回まで、最大20mg。オピオイド系薬剤(鎮痛、麻酔)を使用中または使用中止後1週間以内の人は禁忌とされ、§10.1(併用禁忌)にオピオイド系薬剤が名指しされている。代謝は主にグルクロン酸抱合(UGT2B7等)で、CYPは主要経路ではない。日本の現行電子添文の版数は今回特定できなかった。
- 最終確認日
- 2026-11-02
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。