亜鉛 × コーヒー 一般的注意
要約
コーヒーで亜鉛の吸収が下がる可能性は、1975年の古い小規模なヒト研究で報告されたきりで、その後の裏付け試験はありません。原因とされるのはカフェインではなく、ポリフェノール(苦みや色のもとになる成分)で、亜鉛と結びつく性質があります(鉄の吸収がコーヒーで落ちるのと同じ仕組みと考えられています)。「1時間あける」ことが亜鉛に効くかを調べたヒトデータはありません。公式の決まりはありませんが、気になる場合は、安全のため服用や食事とコーヒーを約1時間あけるのが目安です。
ヒトでのエビデンス
弱い(古い小規模研究のみ)
根拠
Pécoud A, et al. 1975(ヒトでコーヒーにより亜鉛レベル低下、フェノール化合物の結合が機序。レビュー PMC11434970 の整理による二次引用)/ポリフェノールの亜鉛吸収への影響を調べたヒト同位体試験は存在しない(J Nutr誌)/クロロゲン酸・カフェ酸による吸収低下はラット試験(Br J Nutr. 1998)/なお、約1時間という間隔は添付文書・ガイドラインに明記された数値ではなく、亜鉛固有のヒトエビデンスもないため、安全側の目安として示したもの
- 最終確認日
- 2026-10-30
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。