このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

表示設定:配色 ライト / 文字 標準

セマグルチド × 最近の知見: NAION(非動脈炎性前部虚血性視神経症、目の神経の血流障害)について 注意(ヒトデータあり)

要約

飲み合わせではなく、この成分自体の最近の安全性の話題です。セマグルチドを使う人で、片目の視力が急に落ちるNAION(視神経への血流が悪くなる病気)が増える可能性が、海外の観察研究で報告されました。最初の報告(2024年、JAMA Ophthalmology)では糖尿病の人で約4倍という数字でしたが、その後の大規模研究では約2倍程度と小さめで、関連を否定する研究もあります。欧州の規制当局は2025年、「非常にまれ(多くても1万人に1人まで)」な副作用と結論づけました。日本の添付文書にも「因果関係は明らかではないが、海外の観察研究で発現リスクの上昇が報告されている」と書かれています。急な視力低下や視野の欠けがあれば、すぐに受診してください。自己判断で中止せず、処方医に相談を。

使い方の注意 この飲み薬は、1日の最初の飲食の前に、コップ半分ほど(約120mL以下)の水だけで飲む薬です。飲んだ後、少なくとも30分は飲食と他の飲み薬を避けます。
飲み忘れたとき 飲み忘れた場合は、その日は飲まずに、翌日に飲みます。

ヒトでのエビデンス

あり(観察研究複数。因果関係は未確定)

根拠

Hathaway JT, et al. JAMA Ophthalmol. 2024;142(8):732-739(PMID: 38958939): 2型糖尿病でHR 4.28、過体重・肥満でHR 7.64(単一専門施設の後ろ向き研究)。Cai CX, et al. JAMA Ophthalmol. 2025(14データベース、自己対照でIRR 1.32〜1.50、実薬対照では多くが有意差なし)。EMA PRAC 2025年6月: NAIONを「非常にまれ(最大1/10,000)」な副作用と結論、WHOも2025年6月に注意喚起。PMDA添付文書15.1: 因果関係は明らかではないが海外観察研究でリスク上昇が報告されている旨を記載

最終確認日
2026-10-31

代謝・排泄:体内でタンパク質として分解

この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

セマグルチド の飲み合わせ一覧へ