アトゲパント × 強いCYP3A4阻害薬(イトラコナゾール、クラリスロマイシン等) 注意(ヒトデータあり)
要約
イトラコナゾールなど、代謝酵素CYP3A4(薬を分解する仕組み)を強く止める薬と一緒だと、アトゲパントの血中濃度が大きく上がります。試験では濃度の指標AUCが5.5倍になりました。濃度が上がると副作用が出やすくなるおそれがあります。そのため併用時はアトゲパントを1日10mgに減らすこととされています。用量の調整は自己判断で行わず、使っている薬は処方医・薬剤師に伝えましょう。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(健康成人でイトラコナゾール併用時にAUC 5.5倍・Cmax 2.15倍)
根拠
アクイプタ(アトゲパント)の相互作用は、日本の電子添文に基づくインタビューフォーム(2026年2月作成・第1版、2026年2月作成の電子添文に基づく)で確認した。本剤は主にCYP3Aにより代謝され、OATP1B1/1B3等の基質でもある。日本添文§10.2では強いCYP3A阻害剤(イトラコナゾール、クラリスロマイシン)とOATP阻害剤(シクロスポリン)が併用注意として名指しされ、イトラコナゾール併用でAUCが約5.51倍、Cmaxが約2.15倍に上がったヒト試験が示されている。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。