ポリカルボフィルカルシウム × テトラサイクリン系抗生物質 注意(添付文書)
要約
テトラサイクリン系抗生物質と一緒に飲むと、本剤のカルシウムが相手の薬とくっついて(キレート形成といいます)吸収を妨げ、抗菌薬の効き目が弱まるおそれがあります。公式の決まりはありませんが、安全のため約2時間あけるのが目安です。時間をずらすことで対処できる飲み合わせです。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし
根拠
コロネル錠500mg・細粒83.3%(アステラス製薬)の添付文書、2023年7月改訂・第2版をPMDA電子添文の原文で確認した。用法は通常、成人にはポリカルボフィルカルシウムとして1日量1.5~3.0gを3回に分けて、食後に水とともに経口投与。§10.2(併用注意)には活性型ビタミンD製剤、カルシウム剤、強心配糖体、テトラサイクリン系抗生物質、ニューキノロン系抗菌剤、プロトンポンプ阻害剤・H2受容体拮抗剤・制酸剤の各行がある。本剤はカルシウムを含有し、ポリカルボフィルカルシウム1.0g中にカルシウムとして約200mgを含む。本剤は消化管から吸収されない(§16.2)。§10.2にテトラサイクリン系抗生物質(テトラサイクリン、ミノサイクリン等)が名指しされ、「これらの薬剤の作用を減弱するおそれがある。カルシウムイオンはこれらの薬剤とキレートを形成し、吸収を阻害する」と記載されている。あける間隔の数値は添付文書には記載がない。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認