ニンテダニブ × 抗凝固薬 注意(添付文書)
要約
血液を固まりにくくする抗凝固薬で治療中の人は、本剤によって出血のリスク(出血しやすくなること)が助長される可能性があると添付文書に書かれています。本剤自体にも出血や血小板減少(血を止める成分の減少)の報告があります。鼻血や歯ぐきの出血、あざが増えたら処方医・薬剤師に伝えましょう。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし(添付文書§9.1.2の記載に基づく)
根拠
オフェブカプセル100mg・150mg(日本ベーリンガーインゲルハイム)の添付文書、2026年5月改訂・第8版をメーカー公表の現行添付文書原文で確認した。用法は通常、成人にはニンテダニブとして1回150mgを1日2回、朝・夕食後に経口投与。§10冒頭に「本剤はP-糖蛋白(P-gp、薬を細胞の外へ排出する運び屋たんぱく)の基質である」とあり、§10.2(併用注意)はP-糖蛋白阻害剤とP-糖蛋白誘導剤の2行。本剤の主な代謝はエステラーゼ(酵素の一種)による加水分解である(§16.4)。§9.1.2に「出血性素因のある患者、抗凝固剤治療を行っている患者: 出血リスクを助長する可能性がある」と名指しと具体的なリスクが示されている(§10.2の行ではないが、「その他の注意」等での名指しも含むという線引きにより注意(添付文書)とした)。§8.2・§11.1.4に血小板減少と出血の注意がある。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認