このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

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ニンテダニブ × ピルフェニドン(抗線維化薬、商品名: ピレスパ) 大きな影響なし(ヒトデータあり)

要約

同じ特発性肺線維症の薬ピルフェニドンと一緒に使った試験では、並行群の比較で本剤の血液中の量がやや低くなる傾向はみられましたが、ピルフェニドンの量への明らかな影響はなく、添付文書に用量の変更は示されていません。大きな影響は認められなかった組み合わせです。ただし傾向の解釈には幅があるため、併用中は呼吸の状態の変化を処方医と確認していきましょう。

ヒトでのエビデンス

あり(日本人特発性肺線維症患者20例での併用試験が添付文書§16.7.3に記載)

根拠

オフェブカプセル100mg・150mg(日本ベーリンガーインゲルハイム)の添付文書、2026年5月改訂・第8版をメーカー公表の現行添付文書原文で確認した。用法は通常、成人にはニンテダニブとして1回150mgを1日2回、朝・夕食後に経口投与。§10冒頭に「本剤はP-糖蛋白(P-gp、薬を細胞の外へ排出する運び屋たんぱく)の基質である」とあり、§10.2(併用注意)はP-糖蛋白阻害剤とP-糖蛋白誘導剤の2行。本剤の主な代謝はエステラーゼ(酵素の一種)による加水分解で、CYP3A4の関与は小さい(§16.4)。§16.7.3(ピルフェニドンとの併用)に、日本人の特発性肺線維症患者20例で本剤150mgを1日2回28日間投与し、本剤をピルフェニドンと併用した場合、非併用時に比べて本剤の曝露が低くなる傾向がみられた(並行群間比較)一方、ピルフェニドンの曝露に本剤による明らかな影響は認められなかった(個体内比較)と記載されている。

最終確認日
2026-11-02

代謝・排泄:代謝を受けたあと、主に糞中へ排泄

研究の条件

日本人特発性肺線維症患者20例、本剤150mgを1日2回28日間投与、ピルフェニドン併用/非併用で比較

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