ジヒドロコデインリン酸塩・dl-メチルエフェドリン塩酸塩・クロルフェニラミンマレイン酸塩配合剤 × モノアミン酸化酵素阻害剤(MAO阻害剤) 注意(添付文書)
要約
うつ病やパーキンソン病などに使うMAO阻害剤と一緒に使うと、2つの方向で注意が必要です。1つは、この薬の中枢抑制作用が強まること。もう1つは、この薬の成分メチルエフェドリンの交感神経を刺激する作用が強まることで、減量するなど注意することとされています。MAO阻害剤を使っている場合は、処方医・薬剤師に伝えましょう。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし(添付文書§10.2の規定に基づく)
根拠
フスコデ配合錠・フスコデ配合シロップ(ヴィアトリス製薬)の添付文書、2024年7月改訂・第2版をPMDA電子添文の原文で確認した。配合錠1錠中ジヒドロコデインリン酸塩3mg、dl-メチルエフェドリン塩酸塩7mg、クロルフェニラミンマレイン酸塩1.5mg。配合錠の用法は通常成人1日9錠を3回に分割経口投与。§10冒頭に、ジヒドロコデインリン酸塩は主として肝代謝酵素UGT2B7、UGT2B4及び一部CYP3A4、CYP2D6で代謝されると明記されている。§10.1(併用禁忌)はカテコールアミン製剤のみ。§10.2(併用注意)は中枢神経抑制剤等・アルコールを含む行、抗コリン剤、モノアミン酸化酵素阻害剤・甲状腺製剤の行、ナルメフェン塩酸塩水和物の行。§10.2でモノアミン酸化酵素阻害剤が2か所に名指しされている。中枢神経抑制剤等の行では中枢抑制作用が増強されることがあるとされ、甲状腺製剤と同じ行では「メチルエフェドリン塩酸塩の作用が増強されることがある。減量するなど注意すること」とされている。2つの記載を1件にまとめた。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認