エバスチン × イトラコナゾール(アゾール系抗真菌薬、商品名: イトリゾール) 注意(添付文書)
要約
イトラコナゾール(カビの薬)と一緒に使うと、この薬の活性代謝物カレバスチンの血漿中濃度(血液中の薬の量)が上がったと報告されていると添付文書に書かれています。カレバスチンの代謝(分解)が止められるためと考えられています。濃度が上がると効き目や副作用が強まるおそれがあるため、使い始めたときは処方医・薬剤師に伝えましょう。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし(添付文書§10.2の報告に基づく)
根拠
エバステル錠5mg・10mg/OD錠(興和)の添付文書(電子添文、2020年10月改訂・第1版)をPMDA電子添文の原文で確認した。用法は通常、成人にはエバスチンとして1回5~10mgを1日1回経口投与。§10.1(併用禁忌)の設定はなく、§10.2(併用注意)はエリスロマイシン、イトラコナゾール、リファンピシンの3行のみ。§10.2でイトラコナゾールが名指しされ、本剤の代謝物カレバスチンの血漿中濃度が上昇することが報告されていること、カレバスチンの代謝が抑制されると考えられることが示されている(上昇の倍率は添付文書に示されていない)。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。