エトラシモドL-アルギニン × QT延長を起こすことが知られている薬剤(クラスIa・クラスIII抗不整脈剤等) 注意(添付文書)
要約
キニジンやプロカインアミドなどのクラスIa抗不整脈剤、アミオダロンやソタロールなどのクラスIII抗不整脈剤をはじめ、心電図のQT(心臓の電気的な回復にかかる時間)を延ばすことが知られている薬と一緒に使うと、この薬の使い始めの心拍数減少・房室伝導の遅れに加えて、QT延長やトルサード・ド・ポアンツという危険な不整脈が起こる可能性があり、一緒に使わないことが望ましいと添付文書に書かれています。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし
根拠
ベルスピティ錠2mg(ファイザー)の電子添文(2025年6月作成)の全文を、インタビューフォーム(2026年9月改訂・第4版)収載の電子添文原文で確認した。用法は通常、成人にはエトラシモドとして2mgを1日1回経口投与。§10冒頭に、エトラシモドは主にCYP2C8、CYP2C9及びCYP3Aによって代謝されるとある。§10.2でQT延長を起こすことが知られている薬剤(クラスIa抗不整脈剤(キニジン、プロカインアミド等)、クラスIII抗不整脈剤(アミオダロン、ソタロール等))が名指しされ、投与開始時の一過性の心拍数減少・房室伝導遅延と、それによるQT延長及びTorsade de pointesの可能性、併用しないことが望ましいことが示されている。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認