アミノフィリン水和物 × テオフィリン濃度を下げる薬剤(リファンピシン、フェノバルビタール、ランソプラゾール、リトナビル) 注意(添付文書)
要約
リファンピシン(結核の薬)、フェノバルビタール(てんかんの薬)、ランソプラゾール(胃薬)、リトナビル(ウイルス感染症の薬)と一緒に使うと、肝臓の代謝酵素(薬を分解する仕組み)が活発になってテオフィリンの血中濃度(血液中の薬の量)が下がり、効き目が弱くなることがあると添付文書に書かれています。これらの薬を使い始めた・やめたときは、効き目の変化に注意し、処方医・薬剤師に伝えましょう。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし
根拠
ネオフィリン錠100mg(エーザイ)の添付文書、2023年10月改訂・第1版をPMDA電子添文の原文で確認した。成人用法はアミノフィリン水和物として1日300~400mgを3~4回に分割経口投与。§10冒頭に「本剤は主として肝薬物代謝酵素CYP1A2で代謝される」とあり、§16.8.1にテオフィリンの有効血中濃度は通常8~20μg/mL、§8.1に血中濃度のモニタリング(血液中の量の測定)を適切に行うことが示されている。§10.2でリファンピシン、フェノバルビタール、ランソプラゾール、リトナビルが同一の行で名指しされ、肝薬物代謝酵素の誘導によりテオフィリンクリアランスが上昇し血中濃度が低下すると示されている。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認