ミチグリニド・ボグリボース配合剤 × サリチル酸製剤・クロフィブラート・サルファ剤(アスピリン、スルファメトキサゾール等) 注意(添付文書)
要約
これらの薬と一緒に使うと、ミチグリニドが血液中のタンパク質に結びつくのを妨げたり代謝を止めたりして、血糖を下げる作用が強まるおそれがあります。試験では、アスピリンとして1回1500mgという多い量ではミチグリニドの血中濃度が最大で1.3倍に上がると推定されましたが、1回300mgという少ない量では影響しないとされています。アスピリンを含む市販の痛み止めなどを使う場合は、使っていることを処方医・薬剤師に伝えましょう。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(in vitroのタンパク結合・グルクロン酸抱合の検討に基づく推定。アスピリン1500mgでミチグリニド濃度が最大1.3倍と推定、300mgでは影響なし)
根拠
グルベス配合錠(キッセイ薬品工業)の添付文書、2025年5月改訂(第3版)で確認した。併用注意でサリチル酸製剤(アスピリン等)、クロフィブラート等、サルファ剤(スルファメトキサゾール等)が名指しされている。機序・危険因子として、ミチグリニドカルシウム水和物の血中蛋白との結合抑制及び代謝阻害により血糖降下作用が増強されるおそれ、アスピリンとして1回量1500mgの併用時に影響する可能性があるが低用量(アスピリンとして1回量300mg)では影響しないことが示されている。タンパク結合の検討ではサリチル酸(200μg/mL)等が14C-ミチグリニドの非結合型分率を増加させた(in vitro、製造販売元の使用上の注意の解説による。現行添付文書§10.2にあるのはアスピリンとして1回量1500mgでは影響する可能性があるが1回量300mgでは影響しない旨のみで、1.3倍・200μg/mLの数値自体は載っていない)。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: in vitro検討(ヒト血清でのタンパク結合、グルクロン酸抱合への影響)。用量はアスピリンとして1回1500mgと1回300mgでの比較。