バルサルタン・ヒドロクロロチアジド配合剤 × 食事 注意(ヒトデータあり)
要約
健康な男性で比べた試験では、本剤(バルサルタン/ヒドロクロロチアジド80mg/12.5mg)を食後に飲むと、空腹時に飲んだ場合よりバルサルタンの最高血中濃度(Cmax)が32%、血中濃度の指標(AUC)が37%下がり、ヒドロクロロチアジドも最高濃度が36%、総量が22%下がりました。つまり食後だと血液中に入る量が減り、効き目が弱くなるおそれがあります。食事のタイミングで用量が調整されている薬ではないため、飲み方を自己判断で変えず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(健康成人男子での食事の影響試験の数値が添付文書§16.2.1に示されている。対象例数は同項に明示されていない)
根拠
コディオ配合錠MD/EX(ノバルティスファーマ)の添付文書、2025年9月改訂・第5版を電子添文の原文で確認した。用法は1日1回1錠(バルサルタン/ヒドロクロロチアジドとして80mg/6.25mg又は80mg/12.5mg)。§16.2.1(食事の影響)に、健康成人男子に本剤80/12.5mgを単回投与したとき、空腹時に比べて食後でバルサルタンのCmaxが32%・AUCが37%低下し、ヒドロクロロチアジドのCmaxが36%・AUCが22%低下したと示されている。用法に食事のタイミングの指定はなく、§14に食後服用の統一を求める注意もない。
- 最終確認日
- 2026-11-02
研究の条件
研究の条件: 健康成人男子、本剤80mg/12.5mg単回投与での食後・空腹時の比較。