バルサルタン・ヒドロクロロチアジド配合剤 × 陰イオン交換樹脂剤(ビキサロマー、コレスチラミン等) 注意(添付文書)
要約
ビキサロマーやコレスチラミンなどの陰イオン交換樹脂剤(腸の中で物質を吸着する薬)と一緒に使うと、バルサルタンの血中濃度(血液中の薬の量)が約30〜40%にまで下がったとの報告があり、またヒドロクロロチアジドの吸収も邪魔されて効き目が弱まることがあると添付文書に書かれています。添付文書には、陰イオン交換樹脂剤を飲む少なくとも4時間前に本剤を飲むなど、投与時間をずらすことで相互作用を最小限にできるとの報告が示されています。時間をずらすことで対処できる飲み合わせです。飲み方の具体的な指示は処方医・薬剤師に確認してください。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし
根拠
コディオ配合錠MD/EX(ノバルティスファーマ)の添付文書、2025年9月改訂・第5版を電子添文の原文で確認した。用法は1日1回1錠(バルサルタン/ヒドロクロロチアジドとして80mg/6.25mg又は80mg/12.5mg)。§10.2で陰イオン交換樹脂剤(ビキサロマー、コレスチラミン等)が名指しされ、バルサルタンの血中濃度が約30〜40%に低下したとの報告(リン酸結合性ポリマーにより同時に服用した場合に吸収を遅延あるいは減少させる可能性がある)、チアジド系薬剤の作用減弱(吸着による吸収阻害)、および陰イオン交換樹脂剤投与の少なくとも4時間前に投与する等、投与時間をずらすことで薬剤相互作用を最小限にできるとの報告が示されている。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認