バルサルタン・シルニジピン配合剤 × 食事 注意(ヒトデータあり)
要約
健康な男性14人で比べた試験では、食後に飲むと空腹時に飲んだ場合よりバルサルタンの最高血中濃度(Cmax)が約0.8倍、血中濃度の指標(AUC)が約0.6倍に下がる一方、シルニジピンは最高濃度が約2.8倍、総量が約1.6倍に上がりました。つまり成分によって食事の影響の向きが逆で、シルニジピンは食後で血液中に入る量が増え、効き目や副作用が強まるおそれがあります。この薬の飲み方はもともと「朝食後」と決められていて、用量は食後に飲む条件で設定されています。自己判断で空腹時に変えたりせず、決められた朝食後の飲み方を続けてください。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(健康成人男性14例での食事の影響試験の数値が添付文書§16.2.1に示されている)
根拠
アテディオ配合錠(EAファーマ、販売: 持田製薬)の添付文書、2025年9月改訂・第3版をPMDA電子添文の原文で確認した。用法は1日1回1錠(バルサルタン/シルニジピンとして80mg/10mg)を朝食後に経口投与する。§16.2.1(食事の影響)に、健康成人男性14例に本剤を単回投与したとき、バルサルタンは空腹時に比べて食後でCmaxが約0.8倍・AUC24hrが約0.6倍となり、シルニジピンはCmaxが約2.8倍・AUC24hrが約1.6倍になったと示されている。用法は朝食後投与と指定されている。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: 健康成人男性14例、本剤(80mg/10mg)単回投与での食後・空腹時の比較。