オルメサルタン・アゼルニジピン配合剤 × アゾール系抗真菌剤(イトラコナゾール、ミコナゾール、フルコナゾール、ボリコナゾール、ポサコナゾール等) 禁忌
要約
水虫などの真菌(カビ)の薬のうち、イトラコナゾール、ミコナゾール(飲み薬・注射・口の中に使うもの)、フルコナゾール、ホスフルコナゾール、ボリコナゾール、ポサコナゾールと一緒に使うことは、添付文書で禁止されています。これらの薬がアゼルニジピンを分解する酵素(CYP3A4)を止めるため、アゼルニジピンの血液中の総量(AUC)が2.8倍に上がったという報告があり、血圧が下がりすぎるおそれがあります。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(イトラコナゾール50mgとの併用でアゼルニジピンのAUCが2.8倍に上昇した報告)
根拠
レザルタス配合錠LD・HD(第一三共)の添付文書、2026年8月改訂・第8版を原文で確認した。§2.3(禁忌): イトラコナゾール、ミコナゾール(経口剤、注射剤、口腔用剤)、フルコナゾール、ホスフルコナゾール、ボリコナゾール、ポサコナゾールを投与中の患者。§10.1(併用禁忌)にも名指しされ、アゼルニジピン8mgとイトラコナゾール50mg(低用量)との併用によりアゼルニジピンのAUCが2.8倍に上昇することが報告されている。機序は、これらの薬剤がCYP3A4を阻害し、アゼルニジピンのクリアランスが低下するためと考えられている。
- 最終確認日
- 2026-11-02
研究の条件
研究の条件: 数値は低用量のイトラコナゾール(50mg)との併用試験に基づくもので、イトラコナゾールの用量はその電子添文を参照することと注記されている。