アスピリン・ランソプラゾール配合剤 × セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ) ヒトでの直接データなし・機序からの注意
要約
セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)は、薬を分解する酵素CYP3A4やCYP2C19の働きを強めるハーブで、多くの薬の効き目を下げることがヒトの試験で確かめられています。ランソプラゾールは主にこれらの酵素で分解されるため、本剤の胃酸を抑える効き目が弱まるおそれがあります。ただし、本剤との直接の試験データはありません。飲み始める場合は、そのことを処方医・薬剤師に伝えましょう。
ヒトでのエビデンス
なし(本剤との直接データなし。セントジョーンズワートのCYP3A4誘導作用自体はヒト試験で確認されている)
根拠
タケルダ配合錠(製造販売元: T's製薬、販売: 武田薬品工業)の添付文書、2026年7月改訂・第11版の全文はPMDAのpackページへ直接到達できなかったため、同版の電子添文に基づくインタビューフォーム(2026年7月改訂)で§10全文と数値を照合した。版数はIFの「本IFは2026年7月改訂の添付文書の記載に基づき改訂した」との明記で確認した。§10の序文に、ランソプラゾールは主として肝薬物代謝酵素CYP2C19又はCYP3A4で代謝されるとあり、これらはランソプラゾールの主要な消失経路にあたる。セントジョーンズワートのCYP3A4誘導作用はヒト試験の系統的レビューで確認されている(Mills E, et al. BMJ. 2004;329:27-30、PMID: 15231618)。本剤との直接の併用データはない。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: セントジョーンズワートの摂取量は製品ごとにばらつきが大きく、本剤との併用で影響が表れる量は確かめられていない(不明)。