レボノルゲストレル・エチニルエストラジオール配合剤 × アセトアミノフェン 注意(添付文書)
要約
解熱鎮痛剤のアセトアミノフェンと一緒に使うと、影響が両方向にあります。本剤(ピル)側は、アセトアミノフェンが本剤の成分エチニルエストラジオールの分解(硫酸抱合という処理)を邪魔するため、本剤の血中濃度(血液中の薬の量)が上がるおそれがあります。逆にアセトアミノフェン側は、本剤がその処理(グルクロン酸抱合)を進めるため、濃度が下がるおそれがあります。どちらの影響も「おそれ」の段階の注意です。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
使い方の注意 熱や痛みがあるときに飲む頓用の薬で、風邪の熱などで大人が飲む場合は1回300〜500mg、4〜6時間以上あけて、原則1日2回まで、1日最大1500mg(1.5g)が上限です。市販の風邪薬・解熱鎮痛薬にも同じ成分が入っていることが多く、合わせた合計が上限を超えると肝臓に負担がかかるため、重ねて飲むときは成分を確認してください。
ヒトでのエビデンス
なし
根拠
トリキュラー錠28(バイエル薬品)の添付文書、2026年8月改訂・第2版を原文で確認した。§10.2にアセトアミノフェンが名指しされ、本剤の血中濃度が上昇するおそれがある、アセトアミノフェンの血中濃度が低下するおそれがある、機序はアセトアミノフェンがエチニルエストラジオールの硫酸抱合を阻害すると考えられること、本剤が肝におけるアセトアミノフェンのグルクロン酸抱合を促進すると考えられることと、両方向の記載がある。§10.1の設定はない。
- 最終確認日
- 2026-11-02
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。