パリペリドン × バルプロ酸(抗てんかん薬・気分安定薬、商品名: デパケン、セレニカ) 注意(ヒトデータあり)
要約
てんかんや気分の波の治療に使うバルプロ酸と一緒に使うと、パリペリドンの血液中の濃度が約50%上がったことが人で確かめられています。濃度が上がると、眠気やふらつき、体のこわばりなどの副作用が出やすくなるおそれがあります。バルプロ酸の開始や中止の際は、体調の変化を処方医・薬剤師に伝えましょう。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(併用投与の試験でパリペリドンのCmax・AUCが約50%増加)
根拠
インヴェガ錠(ヤンセンファーマ)の添付文書(2024年10月改訂・第3版)§10.2(併用注意)にバルプロ酸が名指しされている: 本剤の血中濃度が上昇することがある(機序不明)。§16.7.3のヒトデータ: 健康成人男性24例にバルプロ酸徐放性製剤1,000mg/日と本剤12mg単回投与を併用したとき、パリペリドンの最高濃度(Cmax)が51.5%、総量(AUC)が51.8%増加した。また患者17例での併用では、バルプロ酸の薬物動態に併用の影響は認められなかった(外国人データ)。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: 健康成人男性24例、パリペリドン徐放錠12mg単回投与とバルプロ酸徐放性製剤1,000mg/日の併用(添付文書§16.7.3)。
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。