このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

表示設定:配色 ライト / 文字 標準

パリペリドン × セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ) ヒトでの直接データなし・機序からの注意

要約

セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)は、薬を体の外へ運び出すポンプ(P-gp)や分解酵素(CYP3A4)の働きを強めるハーブです。パリペリドンはこのポンプで運ばれる薬のため、効き目が弱まるおそれがあります。実際に、同じようにポンプの働きを強めるカルバマゼピンという薬では、パリペリドンの濃度が約37%下がったことが人で確かめられています。飲み始める場合は、そのことを処方医・薬剤師に伝えましょう。

ヒトでのエビデンス

なし(本剤との直接データなし。同じ強い誘導剤カルバマゼピンではヒトで濃度低下が確認されている)

根拠

インヴェガ錠(ヤンセンファーマ)の添付文書(2024年10月改訂・第3版)§10.2にセントジョーンズワート自体の名指しはない。ただし§16.7.1では、CYP3A4及びP糖タンパク質(P-gp)の誘導作用を持つカルバマゼピンとの併用でパリペリドンの血中濃度が約37%低下したヒトデータが示されており、パリペリドンはCYP3A4及びCYP2D6でわずかに代謝される(§16.4)。セントジョーンズワートのCYP3A4・P-gp誘導作用はヒト試験の系統的レビューで確認されている(Mills E, et al. BMJ. 2004;329:27-30、PMID: 15231618)。本剤との直接の併用データはない。

最終確認日
2026-11-02
確認方法
AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認

代謝・排泄:ほとんど代謝されず、腎臓へ排泄

研究の条件

研究の条件: セントジョーンズワートの摂取量は製品ごとにばらつきが大きく、本剤との併用で影響が表れる量は確かめられていない(不明)。

この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

パリペリドン の飲み合わせ一覧へ