パリペリドン × カルバマゼピン(抗てんかん薬、商品名: テグレトール) 注意(ヒトデータあり)
要約
てんかんや気分の波の治療に使うカルバマゼピンと一緒に使うと、パリペリドンの血液中の濃度が約37%下がったことが人で確かめられています。濃度が下がると、統合失調症の症状を抑える効き目が弱まるおそれがあります。カルバマゼピンの開始や中止の際は、症状の変化を処方医・薬剤師に伝えましょう。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(併用投与の試験でパリペリドンのCmax・AUCが約37%低下)
根拠
インヴェガ錠(ヤンセンファーマ)の添付文書(2024年10月改訂・第3版)§10.2(併用注意)にカルバマゼピンが名指しされている: 本剤の血中濃度が低下することがある(本剤の排泄・代謝を促進し、吸収を低下させる可能性がある)。§16.7.1のヒトデータ(外国人データ): 統合失調症又は双極I型障害患者64例にカルバマゼピン400mg/日と本剤6mg/日を21日間併用したとき、パリペリドンの定常状態の最高濃度(Cmax,ss)が37.5%、総量(AUCτ)が36.6%減少した。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: 統合失調症又は双極I型障害患者64例、パリペリドン6mg/日とカルバマゼピン400mg/日(200mgを1日2回)の21日間併用、定常状態での比較(添付文書§16.7.1、外国人データ)。