ベタヒスチンメシル酸塩 × MAO阻害薬(セレギリン等) ヒトでの直接データなし・機序からの注意
要約
ベタヒスチンは、体の中でモノアミン酸化酵素(MAO)という酵素で分解されます。MAOの働きを止める薬(パーキンソン病などに使うセレギリンなど)と一緒に使うと、ベタヒスチンの分解が遅れて、血液中の濃度が上がるおそれがあります。ただし、これは試験管内のデータから考えられる話で、実際に人で確かめられたデータはなく、日本の添付文書にも記載はありません。MAO阻害薬を使っている場合は、そのことを処方医・薬剤師に伝えましょう。
ヒトでのエビデンス
なし(試験管内のデータのみで、ヒトでの併用データはない)
根拠
日本の添付文書(メリスロン錠6mg・12mg、2025年4月改訂・第4版、PMDA掲載の原文)には相互作用の項目(§10)自体がなく、MAO阻害薬の記載もない。一方、海外の製品情報(英国SmPC等)では、試験管内(in vitro)のデータで、ベタヒスチンはモノアミン酸化酵素(MAO)で代謝され、MAO阻害薬(セレギリンなどMAO-B阻害薬を含む)によりその代謝が妨げられる可能性が示され、併用時の注意が促されている。ヒトでの併用試験データはない。これは海外情報に基づく機序レベルの注意であり、日本の添付文書の記載ではない。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: 試験管内(in vitro)での代謝阻害のデータであり、ヒトで影響が表れる併用量は確かめられていない(不明)。
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。