アプレピタント × CYP3A4誘導薬(リファンピシン、カルバマゼピン、フェニトイン等) 注意(添付文書)
要約
アプレピタントを分解する酵素(CYP3A4)の働きを強める薬と一緒に使うと、アプレピタントの血液中の濃度が大きく下がります。リファンピシンとの試験では、総量(AUC)が0.09倍(約9割減)、最高濃度が0.38倍に下がりました。濃度が下がると、吐き気を予防する効き目が弱まるおそれがあります。併用している薬がある場合は、処方医・薬剤師に伝えましょう。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(リファンピシンとの併用試験でアプレピタントのAUCが0.09倍に低下した報告)
根拠
イメンドカプセル125mg・80mg・セット(小野薬品工業)の添付文書、2024年6月改訂・第3版(電子添文)を原典として確認した(同版に基づくインタビューフォーム2024年6月改訂・第13版で§10・§16.7の数値を照合)。§10.2(併用注意)にCYP3A4を誘導する薬剤(リファンピシン、カルバマゼピン、フェニトイン等)が名指しされている: 本剤はCYP3A4の基質であるため、これらの薬剤により代謝が促進され、本剤の作用が減弱するおそれがある。海外試験で、リファンピシン600mgを1日1回14日間投与し9日目に本剤375mgを食後単回投与した際、本剤のCmaxは0.38倍、AUCは0.09倍に低下した(§16.7.2関連データ)。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: 海外の健康成人での試験。アプレピタント375mgは承認用量(125mg/80mg)より多い単回量でのデータである。