アプレピタント × ホルモン避妊法(エチニルエストラジオール含有経口避妊薬等) 注意(添付文書)
要約
アプレピタントと一緒に使うと、経口避妊薬(ピル)の成分の血液中の濃度が下がり、避妊の効果が弱まるおそれがあります。試験では、エチニルエストラジオールの総量(AUC)が0.81倍に下がり、その後の日々では濃度の最低値が最大で約3分の1(0.36倍)まで下がりました。そのため、本剤の投与期間中と、最後に飲んでから1ヵ月間は、代わりの避妊法か補助的な避妊法を使う必要があるとされています。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(経口避妊薬との併用試験でエチニルエストラジオールのAUC・トラフ値の低下が報告されている)
根拠
イメンドカプセル125mg・80mg・セット(小野薬品工業)の添付文書、2024年6月改訂・第3版(電子添文)を原典として確認した(同版に基づくインタビューフォーム2024年6月改訂・第13版で§10・§16.7の数値を照合)。§10.2(併用注意)にホルモン避妊法(エチニルエストラジオール等)が名指しされている: 本剤との併用により代謝が亢進し効果が減弱するおそれがあるので、本剤投与期間中及び最終投与から1ヵ月間は代替避妊法又は補助的避妊法を用いる必要がある(機序は解明されていない)。海外試験(健康成人女性19例、エチニルエストラジオール・ノルエチステロン含有経口避妊薬21日間反復投与時)で、10日目のエチニルエストラジオールのAUCは0.81倍に低下し、9〜21日目のトラフ値は最大でエチニルエストラジオール0.36倍、ノルエチステロン0.40倍まで低下した(§16.7.9関連データ)。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認