アプレピタント × ジルチアゼム(血圧・狭心症の薬、商品名: ヘルベッサー) 注意(添付文書)
要約
ジルチアゼムと一緒に使うと、お互いの分解が邪魔し合って、両方の血液中の濃度が上がる可能性があります。試験では、アプレピタントの総量(AUC)が2.00倍、ジルチアゼムの総量が1.66倍に上がりました。濃度が上がると、それぞれの副作用(血圧の下がりすぎ等)が出やすくなるおそれがあります。体調の変化があるときは、処方医・薬剤師に伝えましょう。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(併用試験でアプレピタントのAUC 2.00倍、ジルチアゼムのAUC 1.66倍の上昇が報告されている)
根拠
イメンドカプセル125mg・80mg・セット(小野薬品工業)の添付文書、2024年6月改訂・第3版(電子添文)を原典として確認した(同版に基づくインタビューフォーム2024年6月改訂・第13版で§10・§16.7の数値を照合)。§10.2(併用注意)にジルチアゼムが名指しされている: 本剤及びジルチアゼムの代謝が競合的に阻害され、両薬剤への曝露が増大する可能性がある。海外試験(軽度から中等度の成人高血圧症患者、ジルチアゼム120mg反復投与時)で、アプレピタント錠300mg(開発初期の錠剤で、カプセル剤230mgと同程度のAUCが得られる剤形)併用によりアプレピタントのAUCは2.00倍、ジルチアゼムのAUCは1.66倍に上昇した(§16.7.4関連データ)。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: 海外試験の数値で、アプレピタントは承認カプセル剤ではなく開発初期の錠剤300mg(カプセル剤230mg相当の曝露)でのデータである。