ビルダグリプチン・メトホルミン配合剤 × 血糖降下作用を減弱する薬剤(副腎皮質ホルモン、甲状腺ホルモン等) 注意(添付文書)
要約
アドレナリン、副腎皮質ホルモン(ステロイド)、甲状腺ホルモン、卵胞ホルモン、利尿剤、ニコチン酸、フェノチアジン系薬剤、ピラジナミド、イソニアジドなどは、血糖を下げる作用を弱め、血糖値が上がってコントロールが悪くなるおそれがあるとして添付文書で名指しされています。一緒に使う場合は血糖値などを十分に観察しながら使うこととされています。これらの薬を使い始めた・やめたときは、そのことを処方医・薬剤師に伝えましょう。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし(添付文書§10.2の規定に基づく)
根拠
エクメット配合錠LD/HD(ノバルティスファーマ)の添付文書、2026年1月改訂・第7版をPMDA電子添文の原文(PDF)で確認した。用法は1回1錠(ビルダグリプチン/メトホルミン塩酸塩として50mg/250mg又は50mg/500mg)を1日2回朝、夕。§1(警告)に乳酸アシドーシス(血液中に乳酸がたまる重い状態)への警告があり、§10.1(併用禁忌)にアルコール(過度の摂取)が置かれている。§10では、ビルダグリプチンは主に代謝により消失し、メトホルミンはほとんど代謝されず未変化体のまま尿中に排泄されるとされている。 §10.2で血糖降下作用を減弱する薬剤(アドレナリン、副腎皮質ホルモン、甲状腺ホルモン、卵胞ホルモン、利尿剤、ニコチン酸、フェノチアジン系薬剤、ピラジナミド、イソニアジド等)が名指しされている。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認