テルミサルタン・アムロジピン配合剤 × リチウム製剤(炭酸リチウム) 注意(添付文書)
要約
炭酸リチウム(気分の波を整える薬)と一緒に使うと、リチウム中毒を起こすことが報告されていると添付文書に書かれています(アンジオテンシン変換酵素阻害剤との併用での報告)。テルミサルタンがナトリウムの排泄を促すことでリチウムが体にたまりやすくなると考えられています。手の震えが強くなる、強い眠気、吐き気などの変化があれば早めに処方医・薬剤師に伝えましょう。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし(添付文書§10.2の規定に基づく。ACE阻害剤での報告が根拠)
根拠
ミカムロ配合錠AP/BP(日本ベーリンガーインゲルハイム)の添付文書の相互作用の内容を、日本薬局方テルミサルタン・アムロジピンベシル酸塩錠として同一内容のPMDA電子添文(テラムロ配合錠AP/BP「トーワ」、2025年9月改訂・第3版)の原文で確認し、薬物動態(§16)は先発品のインタビューフォーム相当資料(べーリンガープラス掲載)でも一致を確認した。用法は1日1回1錠(テルミサルタン/アムロジピンとして40mg/5mg又は80mg/5mg)。先発品の現行添付文書(2026年10月改訂・第5版)でも内容が一致することを、EDITION回収パス(2026-11-02)で原典照合により確認した。§2(禁忌)にはアリスキレンフマル酸塩を投与中の糖尿病患者(例外あり)が含まれ、§10.1にも同内容が置かれている。 §10.2でリチウム製剤(炭酸リチウム)が名指しされ、アンジオテンシン変換酵素阻害剤との併用によりリチウム中毒を起こすことが報告されていると示されている。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認