テルミサルタン・アムロジピン配合剤 × シンバスタチン(脂質異常症治療薬、商品名: リポバス) 注意(添付文書)
要約
シンバスタチン(コレステロールを下げる薬)と一緒に使うと、シンバスタチンの血中濃度の指標(AUC)が77%増えたとの報告があると添付文書に書かれています。これはシンバスタチン80mg(日本では承認されていない高用量)とアムロジピンを併用した海外の報告です。濃度が上がるとシンバスタチンの副作用(筋肉痛など)が出やすくなるおそれがあります。日本で使われる用量はこれより少ないですが、併用していることは処方医・薬剤師に伝えましょう。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(シンバスタチン80mg併用時のAUC77%上昇の報告が添付文書§10.2に示されている。80mgは国内未承認用量)
根拠
ミカムロ配合錠AP/BP(日本ベーリンガーインゲルハイム)の添付文書の相互作用の内容を、日本薬局方テルミサルタン・アムロジピンベシル酸塩錠として同一内容のPMDA電子添文(テラムロ配合錠AP/BP「トーワ」、2025年9月改訂・第3版)の原文で確認し、薬物動態(§16)は先発品のインタビューフォーム相当資料(べーリンガープラス掲載)でも一致を確認した。用法は1日1回1錠(テルミサルタン/アムロジピンとして40mg/5mg又は80mg/5mg)。先発品の現行添付文書(2026年10月改訂・第5版)でも内容が一致することを、EDITION回収パス(2026-11-02)で原典照合により確認した。§2(禁忌)にはアリスキレンフマル酸塩を投与中の糖尿病患者(例外あり)が含まれ、§10.1にも同内容が置かれている。 §10.2でシンバスタチンが名指しされ、シンバスタチン80mg(国内未承認の高用量)とアムロジピンベシル酸塩の併用によりシンバスタチンのAUCが77%上昇したとの報告が示されている(機序不明)。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認