テネリグリプチン・カナグリフロジン配合剤 × 糖尿病用薬(インスリン製剤、スルホニルウレア剤等) 注意(添付文書)
要約
インスリン製剤やスルホニルウレア剤など、ほかの糖尿病の薬と一緒に使うと血糖を下げる作用が重なり、低血糖(血糖が下がりすぎること)が起こるおそれがあると添付文書に書かれています。特にインスリン製剤、スルホニルウレア剤、速効型インスリン分泌促進薬との併用では、それらの薬の減量を検討することとされています。冷や汗、手の震え、空腹感などの低血糖のサインがあれば、糖質を含む食品を摂るなどの対処を処方医・薬剤師に確認しておきましょう。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし(添付文書§10.2の規定に基づく)
根拠
カナリア配合錠/配合OD錠(田辺ファーマ)の添付文書、2025年12月改訂・第8版をPMDA電子添文に基づくインタビューフォーム(2026年10月改訂・第14版)の全文転載で確認した。用法は1日1回1錠(テネリグリプチン/カナグリフロジンとして20mg/100mg)を朝食前又は朝食後。§10.1(併用禁忌)の設定はない。§10では、テネリグリプチンは主としてCYP3A4及びフラビン含有モノオキシゲナーゼで代謝され、カナグリフロジンは主としてUGT1A9及びUGT2B4で代謝され、両成分ともP-糖蛋白質の基質とされている。 §10.2で糖尿病用薬(スルホニルウレア剤、速効型インスリン分泌促進薬、α-グルコシダーゼ阻害薬、ビグアナイド系薬剤、チアゾリジン系薬剤、GLP-1受容体作動薬、インスリン製剤等)が名指しされ、低血糖への注意と減量検討が示されている。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認