このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

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テネリグリプチン・カナグリフロジン配合剤 × ジゴキシン(強心薬、商品名: ジゴシン) 注意(添付文書)

要約

ジゴキシン(心臓の働きを助ける薬)と一緒に使うと、ジゴキシンの血中濃度(血液中の薬の量)が増えたとの報告があると添付文書に書かれています。カナグリフロジン300mgとの併用でジゴキシンの最高血中濃度が36%、血中濃度の指標(AUC)が20%増えたという報告です。濃度が上がるとジゴキシンの副作用が出やすくなるおそれがあります。なお300mgは日本の承認用量(100mg)より多い海外の用量での報告です。併用中は適切な観察を行うこととされています。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

ヒトでのエビデンス

あり(カナグリフロジン300mg併用時のジゴキシン濃度上昇の報告が添付文書§10.2に示されている。300mgは国内未承認用量)

根拠

カナリア配合錠/配合OD錠(田辺ファーマ)の添付文書、2025年12月改訂・第8版をPMDA電子添文に基づくインタビューフォーム(2026年10月改訂・第14版)の全文転載で確認した。用法は1日1回1錠(テネリグリプチン/カナグリフロジンとして20mg/100mg)を朝食前又は朝食後。§10.1(併用禁忌)の設定はない。§10では、テネリグリプチンは主としてCYP3A4及びフラビン含有モノオキシゲナーゼで代謝され、カナグリフロジンは主としてUGT1A9及びUGT2B4で代謝され、両成分ともP-糖蛋白質の基質とされている。 §10.2でジゴキシンが名指しされ、カナグリフロジン300mgとの併用によりジゴキシンのCmax36%・AUC20%上昇の報告と適切な観察が示されている(機序はカナグリフロジンのP-糖蛋白質阻害作用)。

最終確認日
2026-11-02
確認方法
AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認

代謝・排泄:テネリグリプチンは主に代謝(CYP3A4・FMO1・FMO3)、一部未変化体で腎臓へ排泄、カナグリフロジンは主にグルクロン酸抱合で代謝(UGT1A9・UGT2B4)

この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

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