シタグリプチン・イプラグリフロジン配合剤 × アルコール(お酒全般) 注意(添付文書)
要約
お酒を過度に飲む人は低血糖(血糖が下がりすぎること)を起こしやすい状態として添付文書で名指しされています。また、添付文書では、脱水を伴う場合などにケトアシドーシス(血液が酸性に傾く重い状態)を発現しやすいことも注意されています。飲酒量が多い場合は、そのことを処方医・薬剤師に伝えましょう。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし(添付文書§9.1.1等の規定に基づく。飲酒との直接の相互作用試験ではない)
根拠
スージャヌ配合錠(MSD)の添付文書、2025年10月改訂・第7版をPMDA電子添文の原文で確認した。用法は1日1回1錠(シタグリプチン/イプラグリフロジンとして50mg/50mg)を朝食前又は朝食後。§2(禁忌)に薬物相互作用による併用禁忌はなく、§10.1(併用禁忌)の設定はない。§10では、シタグリプチンは主に腎臓から未変化体で排泄され、イプラグリフロジンは主としてUGT2B7によるグルクロン酸抱合代謝を受けるとされている。 §9.1.1で「過度のアルコール摂取者」が低血糖を起こすおそれのある患者として名指しされ、§8.7でもケトアシドーシスを発現しやすい条件との関連で注意が示されている。§10.2にアルコールの行はない。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認