エンパグリフロジン・リナグリプチン配合剤 × 炭酸リチウム(気分安定薬) 注意(添付文書)
要約
リチウム(気分の波を抑える薬)と一緒に使うと、エンパグリフロジンが腎臓からリチウムを出す働きを促すため、リチウムの血液中の濃度が下がり、リチウムの作用が弱まるおそれがあります。気分の変化など体調に変化があるときは、処方医・薬剤師に伝えましょう。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし(添付文書の併用注意の規定に基づく)
根拠
トラディアンス配合錠AP・BP(日本ベーリンガーインゲルハイム)の電子添文(2025年10月改訂)に基づくインタビューフォーム、2025年10月改訂・第10版で、添付文書の記載(§2・§8・§9・§10・§11)を原文どおり確認した。現行添付文書は2025年10月改訂・第6版であることを、EDITION回収パス(2026-11-02)で原典(KEGG MEDICUS掲載の電子添文)により確認し、内容が一致することも照合した。§10.2(併用注意)にリチウム製剤(炭酸リチウム)が名指しされている: リチウムの作用が減弱されるおそれがある。機序は、リチウムの腎排泄を促進することにより血清リチウム濃度が低下する可能性があることによる。2023年11月の改訂で、エンパグリフロジン含有製剤の企業中核データシート(CCDS)に基づき新設された行である。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認