エンパグリフロジン・リナグリプチン配合剤 × リファンピシン(結核治療薬) 注意(添付文書)
要約
結核の治療薬リファンピシンと一緒に使うと、リナグリプチンの血液中の濃度が下がります(総量AUCが40%減、最高濃度Cmaxが44%減、外国人データ)。濃度が下がると、血糖を下げる効き目が弱まるおそれがあります。血糖値の変化に気づいたときは処方医・薬剤師に伝えましょう。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(外国人での併用試験でリナグリプチンのAUC 40%・Cmax 44%の低下)
根拠
トラディアンス配合錠AP・BP(日本ベーリンガーインゲルハイム)の電子添文(2025年10月改訂)に基づくインタビューフォーム、2025年10月改訂・第10版で、添付文書の記載(§2・§8・§9・§10・§11)を原文どおり確認した。現行添付文書は2025年10月改訂・第6版であることを、EDITION回収パス(2026-11-02)で原典(KEGG MEDICUS掲載の電子添文)により確認し、内容が一致することも照合した。§10.2(併用注意)にリファンピシンが名指しされている[16.7.4参照]: リナグリプチン5mg 1日1回とリファンピシン600mg 1日1回6日間の併用で、リナグリプチンのAUCτ,ssが40%、Cmax,ssが44%低下した(外国人データ)。機序はCYP3A4の誘導及びP-gpの誘導による。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認