エゼチミブ・アトルバスタチン配合剤 × グレカプレビル・ピブレンタスビル(C型肝炎治療薬、商品名: マヴィレット) 禁忌
要約
C型肝炎の治療薬グレカプレビル・ピブレンタスビル(商品名: マヴィレット)と一緒に使うことは、添付文書で禁止されています。併用するとアトルバスタチンの血液中の濃度が大きく上がり(総量AUCが8.28倍、最高濃度Cmaxが22.0倍)、筋肉への重い副作用(横紋筋融解症=筋肉が壊れて腎臓を傷める状態)の危険が高まります。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(併用試験でアトルバスタチンのAUC 8.28倍・Cmax 22.0倍の上昇が報告されている)
根拠
アトーゼット配合錠LD・HD(オルガノン)の添付文書、2024年6月改訂・第6版をPMDA電子添文の原文で確認した。§2.4(禁忌): グレカプレビル・ピブレンタスビルを投与中の患者。§10.1(併用禁忌)にも名指しされ、アトルバスタチンのAUCが8.28倍、Cmaxが22.0倍に上昇したとの報告がある。機序はグレカプレビル・ピブレンタスビルによるアトルバスタチンの肝への取り込みと排出の阻害と考えられている。
- 最終確認日
- 2026-11-02
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。