アロプリノール × テオフィリン(ぜんそく等の薬、商品名: テオドール)等のキサンチン系薬剤 注意(添付文書)
要約
日本の添付文書では、アロプリノールがキサンチンオキシダーゼ(尿酸を作る酵素)を止めることでテオフィリンの濃度が上がるとして併用注意に挙がっています。海外のデータでは、アロプリノールを多めの量(1日600mg以上)で長く使った場合にテオフィリンの濃度が約25%上がったとされます。ここが似た薬フェブキソスタットとの違いで、フェブキソスタットではヒト試験でテオフィリンの濃度はほとんど変わりませんでした。吐き気、動悸、震えなどテオフィリンの中毒症状に注意し、濃度測定の対象になる組み合わせです。
使い方の注意 この薬は痛風発作が治まってから飲み始める薬で、発作の最中に新しく始めるものではありません。飲み始めの時期は、尿酸の動きで発作が一時的に強くなることがあります。すでに飲んでいる人で発作が強くなったときは、別の発作の薬を一緒に使うことがあります。
ヒトでのエビデンス
あり(海外のヒト報告。主に高用量アロプリノールでの話)
根拠
アロプリノール錠の電子添付文書(後発品『アメル』2026年5月作成・第1版)で照合。先発品ザイロリックはPMDAの現行検索に掲載されていない 相互作用欄[併用注意](1)(キサンチン系薬剤テオフィリン等: 血中濃度が上昇する。投与量に注意。機序はキサンチンオキシダーゼ阻害)/Manfredi RL, Vesell ES. Clin Pharmacol Ther. 1981(長期投与でテオフィリン代謝が阻害された報告。PMIDは本調査では未確認のため記載しない)/対比: フェブキソスタット添付文書16.7.8(テオフィリン濃度の上昇は5%以内)
- 最終確認日
- 2026-10-30
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。