ベキサロテン × CYP2C8阻害剤 注意(ヒトデータあり)
要約
CYP2C8(薬を分解する酵素の一つ)の働きを止める薬と一緒に使うと、ベキサロテンの血中濃度が上がり、副作用が強く出るおそれがあります。ヒトでの解析では、この酵素を止める作用が強いゲムフィブロジル(国内未承認の薬)と一緒に使うと、ベキサロテンの血中濃度の下限値(トラフ濃度)が約4倍に上がりました。この系統の薬が外せない場合は、ベキサロテンの減量を考えながら慎重に使われます。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(海外臨床試験の母集団薬物動態解析で、ゲムフィブロジル併用により血中トラフ濃度が約4倍に上昇)
根拠
タルグレチンカプセル75mg(ミノファーゲン製薬)添付文書(2024年6月改訂・第2版) §10.2に「CYP2C8阻害剤(ゲムフィブロジル(国内未承認)等)」が名指しされ、海外臨床試験の母集団薬物動態解析でゲムフィブロジル併用により本剤の血中トラフ濃度が約4倍に上昇したこと、CYP2C8阻害作用のない薬剤への代替を考慮し、やむを得ず併用する場合は減量を考慮して慎重に観察することが記載
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: 海外で実施された臨床試験の母集団薬物動態解析(ゲムフィブロジル併用時、添付文書§10.2)
ふだんの量では
ふだんの量では: 影響の大きさは相手の薬の阻害の強さで違います。ゲムフィブロジルは日本では承認されていない薬で、日本で使われるCYP2C8阻害剤では同じ大きさになるとは限りません