カボザンチニブ × CYP3A誘導剤 注意(添付文書)
要約
結核の薬リファンピシンや、てんかんの薬カルバマゼピンなど、CYP3Aという薬を分解する酵素の働きを強める薬と一緒に使うと、カボザンチニブの血液中の量が減ります。リファンピシンと一緒に使った試験では、カボザンチニブの総量が約77%減りました。量が減ると効き目が弱くなるおそれがあるため、添付文書では、この働きのない薬への変更を考えるよう定められています。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(ヒト薬物相互作用試験。リファンピシン併用でAUCinf約77%減少)
根拠
カボメティクス錠20mg・60mg(武田薬品)の添付文書(2024年2月改訂・第7版)をPMDA電子添文の原文で確認した。§10.2に「CYP3A誘導剤(リファンピシン、デキサメタゾン、カルバマゼピン等)」が名指しされ、本剤の効果が減弱するおそれがあるためCYP3A誘導作用のない薬剤への代替を考慮することと記載されている。同じ行にはセイヨウオトギリソウ(St. John's Wort)含有食品も挙げられている。§16.7.2に、CYP3A誘導剤リファンピシン600mgを1日1回31日間反復投与時に本剤(カプセル剤140mg)を併用した健康成人28例の試験で、AUCinfが77%減少し、Cmaxへの影響は認められなかったと記載されている(外国人データ)。
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: 健康成人28例、リファンピシン600mg/日を31日間反復投与、本剤カプセル剤140mg単回併用(外国人データ)