フルキンチニブ × 強い又は中程度のCYP3A誘導剤 注意(添付文書)
要約
結核の薬リファンピシンや、てんかんの薬(フェニトイン、カルバマゼピン)など、分解酵素CYP3Aの働きを強く・中くらいに強める薬と一緒に使うと、フルキンチニブの分解が進んで血液中の量が減ります。リファンピシンと一緒に使った試験では、フルキンチニブの血液中の総量が約3分の1(比0.35)まで減りました。効き目が弱くなるおそれがあるため、添付文書では、できるだけ一緒に使わず、使う場合も誘導作用のない・弱い代わりの薬を考えるよう定められています。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(ヒト薬物相互作用試験。リファンピシン併用でAUC比0.35、Cmax比0.88)
根拠
フリュザクラカプセル1mg・5mg(武田薬品)の添付文書(2026年2月改訂・第4版)をPMDA電子添文の原文で確認した。§10.2の唯一の行として「強い又は中程度のCYP3A誘導剤(リファンピシン、フェニトイン、カルバマゼピン等)」が名指しされ、本剤の効果が減弱するおそれがあり、可能な限り併用を避け、誘導作用のない又は弱い代替薬を考慮するよう記載されている。§16.7.1に、リファンピシン600mg/日反復投与との併用で本剤のAUC比が0.35、Cmax比が0.88になったと記載されている(健康成人14例、外国人データ)。§16.7.2に、PBPKシミュレーションによるエファビレンツ併用時のAUC比0.69の推定も記載されている。
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: リファンピシン600mg/日反復投与と本剤5mg単回投与、健康成人14例(外国人データ)