バンデタニブ × 抗不整脈剤・QT間隔延長を起こすおそれがある薬剤 注意(添付文書)
要約
バンデタニブは、心臓の電気的な回復が遅れる「QT間隔の延長」を起こしやすい薬で、添付文書でも特に注意が呼びかけられています(重大な副作用としてQT間隔延長が13.9%に報告されています)。不整脈の薬(キニジン、プロカインアミド、ジソピラミドなど)や、QT間隔を延ばすおそれのある薬(オンダンセトロン、クラリスロマイシン、ハロペリドールなど)と一緒に使うと、その影響が重なって危険な不整脈につながるおそれがあります。添付文書では、治療の利益が危険を上回る場合にだけ一緒に使うよう定められています。動悸やめまい、気を失うようなことがあれば、すぐに処方医に伝えましょう。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(ヒトQT評価データ。本剤単独でQT約11.4ms延長、オンダンセトロン追加でさらに約10.8ms延長)
根拠
カプレルサ錠100mg(サノフィ)の添付文書(2025年11月改訂・第3版)を原文で確認した。§10.2に抗不整脈剤(キニジン、プロカインアミド、ジソピラミド等)とQT間隔延長を起こすおそれがある他の薬剤(オンダンセトロン、クラリスロマイシン、ハロペリドール等)が名指しされ、治療上の有益性が危険性を上回る場合にのみ併用するよう記載されている。§11.1.2にQT間隔延長13.9%と記載されている。§17.3.1に、本剤700mg単回投与でQTが約11.4ms延長し、オンダンセトロン32mgの追加でさらに約10.8ms延長したデータが記載されている。
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: 本剤700mg単回投与、被験者24例でのQT評価(外国人データ)。700mgは通常用量300mgを超える用量