パゾパニブ × 食事 注意(ヒトデータあり)
要約
パゾパニブは食事と一緒に飲むと体に入る量が大きく増えることがヒト試験で確かめられています。脂質の多い食事では血液中の総量が約2.3倍、脂質の少ない食事でも約1.9倍になりました。量が増えすぎると肝臓への負担や血圧の上昇などの副作用が強く出るおそれがあります。そのため、食事の1時間以上前か、食後2時間以上たってから飲む決まりになっています。時間をずらすことで対処できる飲み合わせです。ただし、これは一般的な用法です。医師があなたの状態に合わせて違う飲み方を指示している場合は、その指示どおりに飲んでください。
ヒトでのエビデンス
あり(ヒト食事影響試験。高脂肪食でAUC約2.34倍、低脂肪食でAUC約1.92倍)
根拠
ヴォトリエント錠200mg(ノバルティス)の添付文書(2024年2月改訂・第2版)をPMDA電子添文の原文で確認した。§16(食事の影響)に、固形がん患者に本剤800mgを単回投与したとき、高脂肪食摂取後でAUCが約2.34倍・Cmaxが約2.08倍、低脂肪食摂取後でAUCが約1.92倍・Cmaxが約2.10倍になったと記載されている(外国人データ)。用法・用量にも、食事の1時間以上前又は食後2時間以降に投与することが定められている。
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: 本剤800mg単回投与、固形がん患者。高脂肪食・低脂肪食摂取後と空腹時の比較(外国人データ)
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。