ラパチニブ × 食事 注意(ヒトデータあり)
要約
ラパチニブは食事と一緒に飲むと体に入る量が大きく増えることがヒト試験で確かめられています。低脂肪の食事では血液中の総量が約2.7倍、脂質の多い食事では約4.3倍になりました。量が増えすぎると下痢や肝臓への負担などの副作用が強く出るおそれがあります。そのため、食事の1時間以上前か、食後1時間以上たってから飲む決まりになっています。時間をずらすことで対処できる飲み合わせです。ただし、これは一般的な用法です。医師があなたの状態に合わせて違う飲み方を指示している場合は、その指示どおりに飲んでください。
ヒトでのエビデンス
あり(ヒト食事影響試験。低脂肪食でAUC約2.7倍、高脂肪食でAUC約4.3倍)
根拠
タイケルブ錠250mg(ノバルティス)の添付文書(2020年10月改訂・第1版)をPMDA電子添文の原文で確認した。§16.2.1(食事の影響)に、がん患者に本剤1500mgを単回投与したとき、低脂肪食(脂質5%、500kcal)摂取後でAUCが約2.7倍・Cmaxが約2.4倍、高脂肪食(脂質50%、1000kcal)摂取後でAUCが約4.3倍・Cmaxが約3.0倍になったと記載されている(外国人データ)。用法・用量にも、食事の1時間以上前又は食後1時間以降に投与することが定められている。
- 最終確認日
- 2026-11-01
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
研究の条件: 本剤1500mg単回投与、がん患者。低脂肪食(脂質5%、500kcal)・高脂肪食(脂質50%、1000kcal)摂取後と空腹時の比較(外国人データ)